例えば車に跳ねられたとか、人でない輩に蹴られたとか
そういう事であったなら、我々の想いも行き場があっただろう。
けれども相手は神だとか仏だ。
どうにも分が悪い。
リンゴをたくさんあげよう。
海に連れていこう。
してやりたい事は、もう出来ない。
早起きして散歩に行こう。
新しいオモチャを買ってあげよう。
してやれた事も、もう出来ない。
哀しみは、愛する気持ちに比例した大きさ、重さで降ってくる。
忘れられず、思い出さずにいられない。
あまりに片思いで、不格好だ。
いつでも一番前に行きたがっていたから
後から逝けば、見えないシッポを振って
待っているのだろう。
さあ、もうリードも首輪もいらないんだ。
思う存分走って、水たまりにつっこんで
でっかい穴を掘るといい。
どんなに泥だらけになっても構わない。
その姿を思い浮かべて、笑って生きよう。
ずいぶん遠い散歩だけれども、
願わくは、安らかな道行きとならん事を。
追記:親朋たる皆様のご支援に、衷心より深謝いたします。
平成21年5月2日 Lotta家一同